薬剤師について
薬剤師は薬の専門家として、薬局や医療機関はもちろん、製薬会社や学校などさまざまな場所・場面で活躍しています。
学校薬剤師
学校薬剤師はプールの水質検査をはじめとした環境衛生の管理に加えて、感染症予防の啓発・普及、麻薬や危険ドラッグの危険性についての教育などにも取り組んでいます。
OTC医薬品
OTC医薬品を安全にご使用いただくために、薬剤師が必要に応じて症状などを伺い説明します。不安なことや疑問がる場合は遠慮せずにしっかり相談しましょう。
また、OTC医薬品を使用して、体調が悪くなったり、標準的な期間使用しても効果が見られない場合には、速やかにかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。
インターネットを利用した薬の購入には特に注意しましょう。
電子処方箋
令和5年1月より、これまで医療機関から紙で渡されていた処方箋の電子化が始まりました。電子処方箋は、医師や薬剤師だけでなく、患者さんにとってもメリットのある仕組みです。
ポイント1:処方箋の紙が不要に!
ポイント2:過去のお薬や飲み合わせの確認がスムーズに!
ポイント3:医師や薬剤師のやりとりが円滑に!
お薬手帳について
「お薬手帳」は、あなたが使っているすべての薬を記録するための手帳です。
医師や薬剤師などがお薬手帳からあなたの使っている全ての薬を把握できるよう、お薬手帳はひとつにまとめて、継続し記録するようにしましょう。
手帳に情報がまとまっていると、医療従事者が手帳を見て、副作用や飲み合わせ、薬の量が適切かどうかなどをチェックすることができます。
また、薬剤師が薬の名前や飲み方を記入します。ご自身でも、服用後の体調変化があったときや、自分で購入した薬などを飲んだときに記入するようにしましょう。
⦿「お薬手帳」は医療機関や薬局を利用する際には必ず持っていき、医師や薬剤師などに提示しましょう。
⦿スマートフォンなどで利用できる電子版お薬手帳もあるので、使いやすいものを選んで活用しましょう。
かかりつけ薬剤師・薬局について
薬に関する情報を一元的に把握し、薬の飲み合わせや重複を確認したり、効果や副作用を継続的に確認したりします。いざというときや困った時には、休日・夜間を含め、電話等で相談ができます。
【かかりつけ薬剤師・薬局の主なメリット】
・同じような薬が重複していないか、飲み合わせの悪い薬が出されていないかチェックします。
・生活習慣を把握し、あなたに合った方法を提案することで、飲み忘れや飲み残しを防ぐことができます。
・在宅での療養が必要になっても、薬の管理、説明を受けられます。
⦿処方箋は「かかりつけ薬剤師・薬局」に持っていきましょう
一包化について
薬の一包化(いっぽうか)とは、複数の薬を、服用する時間ごとに一袋ずつ分包(パック)することをいいます。
薬を一包化することで飲み間違いや飲み忘れを防いだり、紛失などの心配をなくすことができます。
「薬が多くて管理ができない…」
「手が不自由でシートから薬を押し出すのが難しい…」
このような悩みをお持ちの方は、ぜひ一度薬局にご相談ください。本人、またはご家族の方でもお薬が管理しきれない等のお悩みをお持ちでしたら、薬局で相談することで、お薬を一包化してもらうことができます。
ただし、お薬の種類によっては、一包化できないものもありますので、薬剤師にご相談下さい。
健康サポート薬局をご存じですか?
健康サポート薬局は、地域の皆さまの健康の維持・増進を積極的に支援する薬局です。薬に関することに加えて、健康に関する様々な相談に乗ってもらえます。健康サポート薬局は、看板などで確認できるほか、インターネットで探すこともできます。
ポリファーマシーとは
「ポリファーマシー」とは、単に薬の数が多いことではなく、それに関連した薬による有害事象が増えるなどの問題につながる状態のことを言います。複数の医療機関の受診によって薬の数が多くなり、処方薬全体が把握されていない場合などに起こります。特に高齢者では、生活習慣病などが重なり、治療薬や症状を緩和するための処方が増えて、ポリファーマシーの状態になりやすい傾向があります。気になる点がありましたら、自己判断せず医師や薬剤師に自らが服用している薬の情報を伝えて相談するようにしましょう。
在宅訪問サービスについて
通院が困難な方のご自宅に訪問し、お薬を安心してお受け取りいただくことができます。
居宅療養管理指導・在宅訪問薬剤管理指導とは、通院が困難な患者さまのご自宅にお伺いし、療養上の管理・指導を行うサービスです